雑貨屋の仕事は販売だけではありません。
膨大な商品を管理したり整理をしたりする仕事、バックヤード業務があります。
私は40代前半に3年間、キッチンやインテリア雑貨を扱う店でバックヤード専門のパートをしていました。
この記事では仕事内容を詳しくお伝えします。
雑貨屋のバックヤード業務は接客が苦手でもOK
私は接客が苦手で出来ればレジもやりたくない、だけどオシャレな場所で働きたいと考えていました。
そんなときに求人サイトで見つけたのが雑貨屋のバックヤード業務。
単調な作業でも苦にならないし、地味なことも嫌いではなかったので自分に向いていると思いました。
平日のみ週3日、9時から14時の5時間勤務で休憩なしの条件で採用されました。
大型店舗でスタッフの数が多く、夕方や土日は学生やフリーターがシフトに入っていたので
主婦パートはほとんどの人がお休みでした。
バックヤードの仕事を実際にやってみると、可愛い雑貨に囲まれて楽しく働くというよりは、力仕事メインで地味な作業の繰り返しで最初のうちは筋肉痛になったのを覚えています。
バックヤードの仕事内容
納品・検品作業
毎日納品されるショップや決まった曜日に納品されるショップがあります。
私が働いていたショップでは商品のカテゴリーごと(キッチン、インテリア、バス用品など)に曜日を分けて納品されていました。
セールの前や繁忙期になると段ボールで100ケース以上さばくことも 。特に食器の箱は重たく力仕事が多いと感じました。
外箱を見て同じ商品ごとにストックに運んでいきます。
箱に納品書が付いているので中身と商品が合っているかどうかをチェック。
数が合わなかったり破損があればメーカーに連絡して処理します 。
店頭に出す商品とストックにしまう商品を分けます。
値札付け
100円コーナーや300円コーナーなどに置く商品や価格が変わる際に値札を貼ります。
クリスマスが始まるまえにツリーに飾るオーナメントやスノードームが届くのですが細かい作業で大変でした。
単純な作業ですが、間違えると在庫が合わなくなったりお客様に迷惑がかかるので慎重に取り組みました。
商品陳列
細かいものはカゴに入れ、食器などは小さい台車にコンテナを乗せて運びました。 クッションカバーやキッチンマットなどは検品したあとに畳んで店頭に出すので時間がかかりました。
軽い箱物の商品は売り場の棚上に保管するので、脚立を使って乗せます。
陳列するのにも細かいルールがありました。 社員の指示に従って作業していました。
基本的にはお客様がとりやすいように、見栄えよく並べることですね。
ピッキング
営業中に店頭在庫が少なくなってきたら、数をチェックしてストックから商品を集めて陳列します。
雑貨は膨大なアイテム数なので、始めのうちは何がどこに置いてあるのか覚えるまでが大変でした。
在庫数の少ない細かい商品は探すのに苦労しました。
バックヤードの仕事に向いている人
扱っている商品にもよりますが、力仕事になるので体力は必要です。
毎日の仕事は納品されたら段ボールの商品をさばく、店頭に並べる、ストック整理の繰り返しです。
細かい商品も多いので単純作業が苦にならない人に向いていますね。
接客はありませんが数人で作業するので、コミュニケーションは必要です。
整理整頓や掃除が好きな人も向いていると思います。
終わりに
バックヤード業務はレジや接客のスタッフに比べて地味な仕事ですが、なくてはならない仕事です。
店頭に商品がなければ買い物は出来ませんし、店の売り上げにもなりませんよね。
商品の数が残り少なくなったり、売り場が乱れているとお客様はスルーしてしまいます。
商品補充がしっかり出来ていれば、お客様も商品を手に取るので購入に繋がります。
私はバックヤードの仕事を通してお店の役に立つことが嬉しかったです。
スタッフ同士協力してストックの段ボールがきれいに片付くと、何とも言えない達成感がありました。
実際に経験してみないと分からないことって多いですよね。
バックヤードの仕事に興味がある人の参考になれば嬉しいです。