雑貨屋主婦パートの体験談です。今回は接客の仕事内容を詳しくお伝えします。

雑貨屋で3年間バックヤード業務を経験した後、店長との面談で販売業務の仕事をすることになりました。

理由は販売スタッフの人手不足でした。

接客は苦手でこの歳でレジを覚えられるのか不安でしたが、とりあえずやってみるかという軽い気持ちで承諾しました。

雑貨屋の接客

挨拶と声かけ

来店時と退店時の挨拶は基本ですね。

お客様に対してはアパレルのような積極的な声かけはありません。

基本的には聞かれたら対応するスタイルでした。

入店数も多く単価も安いので、声かけしなくても商品が売れるからですね。

使い方や素材の説明が必要な商品、マッサージ機やソファーなど気にして見ているお客様には声をかけてました。

声出し

お店の活気づけ、セール商品の告知やお客様の購買意欲を高めるために行います。

「店内の商品全品20%オフでございます」のようなフレーズですね。

声出しはいつも緊張しながらやってました。

接客に対する自信のなさが声に出るタイプなので、上手なスタッフが羨ましかったです。

声出しの上級者はオリジナルの言葉を交えてするので、尊敬してました。

長いフレーズを噛まずに言うのは本当に難しいです。

私は自宅で練習してました。

雑貨屋の商品知識

商品知識が必要なものはある程度決まっていました。

加湿器や扇風機、マッサージ機などの電化製品とラグやソファーなどのインテリア商品ですね。

インテリアは専門的な知識が必要なので、いつも社員を頼っていました。

店での勉強会やスタッフ同士でのロールプレイングがあり、サンプルを試すのが楽しかったです。

商品知識だけで販売力がないと売れないけれど、学ぶのは大事なことだと思います。

私はとことん調べたいタイプなので、メーカーのホームページを見たり商品レビューをチェックしてました。

商品整理とクリンネス(掃除)

フロアに立つスタッフは動的待機といって、商品整理やクリンネスしながらお客様の来店を待ちます。

何もせずに立っていると威圧感がありますし、店内に入りづらいですよね。

店内が混雑すると売り場の商品が乱れるので、お客様の邪魔にならないように整理します。

商品整理が出来ていないと手に取って見ることが少なくなりますよね。

クリンネスは棚の奥の商品が汚れていたりするので、ダスターを持ってマメにチェックが必要です。

商品整理とクリンネスは大事なのですが、集中し過ぎるとお客様の動きに気付かなくなるので店内の様子を把握しながら作業していました。

雑貨屋の接客を通して学んだこと

雑貨屋の接客は堅苦しいマニュアルがなかったので、そんなに難しいと思いません。

実際にフロアに立って接客をしてみると、バックヤードから見ている視点とは違うなぁと感じました。

お客様の様子や店の一日の流れも分かりましたし、どのスタッフが欠けていても商品は売れないんですよね。

店の売上目標を達成した日は、自分も関われたことが嬉しかったです。

慣れるまでは緊張の連続でしたが、お客様との会話が楽しくなってきました。

退店時に「いい買い物が出来て良かったわ。ありがとう」と声をかけてくださったことも、すごく嬉しい思い出です。

大変なことも色々ありましたが、誰かの役に立てると嬉しいですし自分の成長にもつながる経験が出来ました。